N家の優雅な生活

アクセスカウンタ

zoom RSS 福ちゃんの旅立ち

<<   作成日時 : 2017/03/09 18:21   >>

トラックバック 0 / コメント 0

3月6日 22時10分 我が家の長男である福助がお星さまになりました。
画像


福ちゃんは、私が完全家猫ということを理由に、ワクチン接種を途中で止めてしまったせいで、カリシウイルスに罹患し、慢性的な鼻炎を患っていました。
それについては治療もしてはいたのですが、改善するのは難しく、ここ数年はくしゃみと同時に鼻水が飛び散るという症状が常にあり、寒い時期になると悪化の傾向にある状態でした。
半年に1度は血液検査をし、肝機能が高めで服薬治療もして、ご飯はそのための療養食。
でも食欲もあって、持病を抱えながらもまだまだ長生きしてくれるものだと思っていました。

ことの発端は、2月15日に口の中に小豆大の腫瘍が出来ているのがみつかり、18日に受診して、その腫瘍切除の手術の予約を入れたのが23日。
20日あたりから食欲がガタッと落ちて、元気もなくなり、とりあえず予約通り病院に預けたのですが、術前検査でとても手術出来るような状態ではなく、そのまま入院して腫瘍は体調が戻ってからということになりました。
その時点での福ちゃんは、ひどい貧血状態で黄疸も出て、黄疸が出るぐらいだからもちろん肝機能も悪く、脱水状態でもあり、なにが悪くて急激にこんな状態になってしまったのか、色々検査をしていただきながら治療してもらっていたのですが、なかなか症状が改善されず、血液検査での消去法とレントゲンの結果から、昨日、おそらく肝臓もしくは胆管がんではないだろうかと説明を受けました。それもかなり末期の状態の・・・。

入院中、仕事帰りに1日おきぐらいに面会に行って、その都度先生からも説明を受けていましたが、造血剤や輸血もして少しは数値があがるけど基準値にはまだまだ満たないしすぐもとに戻る。インターフェロンもステロイドも効果がなく、疑われるものに対しての検査もあれこれするけど、結果はマイナス。
で、色々消去した中で、一番恐れていたものであるガンという結論で、力及ばずで申し訳ないと頭を下げられてしまいました・・・。

少しでも持ち直して、自分でごはんを食べられるようになればお家に帰してあげたいと先生も仰ってくださっていたし、自力でごはんが食べれない状態では私たちもお手上げですし、強制給餌はお互いすごくストレスになるので、望みを捨てきれないだけに、連れて帰るのを躊躇していたというのが正直なところだったのですが、このような残念な結果となり、3月4日、連れて帰ることを前提にnaraoと一緒に面会に行って、お家に連れて帰って来ました。

福ちゃんは2月23日から10日間入院していたわけですが、その間、栄養はほぼ点滴から。
吐き気もあって、吐き気止めを入れても一時しか持たなかったとのこと。
今回、退院するにあたっても、水分だけは取らせてあげないと今の福ちゃんはすぐ干からびてしまうような状態なので、在宅での点滴を希望しました。
私が今まで知ってる在宅での補液は皮下補液で、背中に留置した針から輸液を入れるものでしたが、福ちゃんは前足に留置針を残し、いつもの慣れた場所で病院でするのと同じ静脈点滴治療が出来るようにしてくださいました。
セッティングは病院の看護師さんが自宅まで来てくださって、私は終わった時点で針を抜けばいいだけ。
まさかそんなことをしてくださるなんて、嬉しくて感動してしまいました。
画像

画像


福ちゃんの通うこの動物病院は、往診という形で在宅での補液を行っている患者さんが何人かいらっしゃるそうです。
点滴をセットするだけであれば看護師さんが行って、飼い主は外すだけ。
自分で動くことが困難になった子、特に大きい子には移動という負担がないわけだし、何より4〜5時間かかる点滴を、いつもの慣れた場所で出来るのだから、精神的ストレスも軽減されます。
世間ではこれが普通なのか?そうじゃないのか?
私は初めて知ったので、こういう医療を受けられることがホントにありがたいととだと思っているし、動物の医療もサービスという点で進化しているなぁってつくづく思ったのでした。

福ちゃんにとって、この点滴は病気を治すための治療ではなく、延命治療の域に入るのだと思う。
これをすることが福ちゃんにとって良いのか悪いのか、多分問いかけたら賛否両論だとも思うのですが、人の場合も、脱水状態が改善されると気分がすっきりするとか言われているので、私はマイナスではないと思うのです。
いつもの居場所に帰ってきて、少しはごはんも食べれるかなと期待していましたが、まるでその気配はなく、状態は良くありませんでしたが、私たちのベッドに上がりたかったので、naraoと私の間にベットごと移して、文字通り川の字になって眠りました。

翌5日、11時に看護師さんが来てくださって、点滴開始。
日曜日なのに、当番を決めていて、院内の子のお世話をして、こうして訪問してくださる。
ホントにありがたいことでした。
この日以降の点滴は、仕事があるのでどうしようかと思っていましたが、夜することで了解をもらったので、私がセッティングしてみました。
うん、やれそう!
あと何回こうして点滴出来るかわからないけれど、こういう機会を与えてくれた福ちゃんに改めて心から感謝しました。

そのまた翌6日、福ちゃんの意識レベルが少し低下。
前日の点滴も予定よりずいぶん時間がかかり、もしかしたら、もう入っていかない?
福ちゃんの状態も踏まえ、この日の点滴は中止することを病院に連絡。
電話で指示をいただきながら、留置した針も私が抜いて、仕事は仮病で休みました。

普段どうしてもわんこの次になってしまっていた福ちゃんなので、今日は1日福ちゃんのためだけに。
前の夜は新たに設置したお部屋でお休みいただいて
画像

午前中はモゾモゾ動いて、出入り口から顔を出す元気もありました。
画像

画像
あぁ、なんて可愛いんだろうねぇ〜♪

午後からは福ちゃんが大好きだった私たちのベットで一緒にお昼寝。
画像

画像

画像


福ちゃんには「福ちゃん、明日はどうしてもお仕事だから、逝くなら今日にしな。ずっと一緒にいるから。」とささやいてましたが、どうもその気はなさそう。
「それならそれでもいいよ。好きにして。でももう頑張らなくてもいいよ。」
そんな会話をしながら、ぬくぬくのお部屋でホントに濃密な時間を過ごしました。

naraoが帰宅して夕食が済んだ頃から、動きがなくなり、声掛けにも反応がなくなりました。
ふたりでなでなでしながら、三吉とぽちこにもちゃんと挨拶させて、家族みんなに見守られながら、親孝行な福ちゃんは穏やかに旅立ちました。

フルタイムの共働きなので、こうして見守りながら見送ることも半分は諦めていました。
そして、思い出すのも辛いほど苦しんだりすることも覚悟していました。
でも、福ちゃんはすべてをクリアして逝ってくれた。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
退院した夜、よたよたしながらもベットに上がりたがったので、私とnaraoの間にすっぽり収まって一緒に眠ることが出来ました。
我が家に帰ってきたけれど、身体的にはきつかったんだと思う。
でも、昏睡状態になってからは、眠りながら静かに静かに逝ってくれたのだから、こんなシアワセな飼い主はいないと思う。

顔が穏やか過ぎて、どう見ても寝てるとしか思えない福ちゃん。
画像

生前、福ちゃんをごひいきにしてくださった皆様には心から感謝申し上げます。
12歳と6か月。
ありがとうございました。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
福ちゃんの旅立ち N家の優雅な生活/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる